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| 2008年7月11日更新 |
ポルシェ911カレラ/マイナーチェンジ/価格:1162〜1627万円/種別:2ドア・クーペ、オープン/エンジン:3.6水平6(345ps)、3.8水平6(385ps)/変速機:6M/T、7A/T/駆動方式:RR
ポルシェ911カレラS/全長:4435mm/全幅:1808mm/全高:1300mm/ホイールベース:2350mm/車両重量:1425kg/エンジン:3.8水平6DOHC/最高出力:385ps/6500r.p.m./最大トルク:42.8kg-m/4400r.p.m./最小回転半径:―
どんなクルマ?
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顔とオシリはプチ整形に留まるが、エンジンとトランスミッションを一新。エンジンはまったくの新設計で、水冷フラット6を直噴化(DFI)。トルコンA/TのティプトロニックSに代わり、デュアルクラッチ・システムを採用した7段2ペダルM/TのPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング=ドイツ語でダブルクラッチの意)を搭載した。ポルシェ自身は、今後は販売の6割がこのPDK搭載車になるだろうと語る。
良いところ
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直噴エンジンと聞いて、スポーツカーだけにエグゾーストノートやエンジンノイズが気になるが、言われなければまったく気付かないほど。とくにショートストロークの高回転型であるカレラSの3.8リッターユニットは、回すほどに気持ちのいいサウンドを放つ。注目のPDKはドライバーの意志に忠実で、これまた気持ちのいい電光石火のギヤチェンジが体感可能。7速は完全オーバードライブで、燃費向上に貢献する。
気になるところ
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型式が“997”とそのままであることからわかるように、シャシーは基本的に従来と同じ。完全新設計のフラット6エンジンは従来型よりも軽量コンパクト化を果たしているが、シャシー側のエンジンマウント位置は従来のまま変更なし。したがって本来なら、PDKと合わせてもっと低重心化できたはずなのに、マウント位置が変わらないために、設計面での利点をすべて活かしきっていない。998まで待てって?
ライバルは?
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ポルシェに足りないのは色気……とは良く聞くセリフだが、アストンのV8ヴァンテージやマセラティ・グラントゥーリズモS……などと比べても、とくに3.8リッターのカレラSならば、回すほどにボリュームが上がるフラット6サウンドに酔いしれることができる。“ポルシェの6発ってこんなに気持ちよかった?”と感じること請け合い。2ペダルのロボタイズドM/Tも、後出しジャンケン(失礼)のPDKに敵はいない。
総合評価
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とにかくPDKの出来がいい。7速からコーナーに突入しても、ブレーキングに合わせてキッチリ4〜2速を自動的に選び、最適なシフトダウンを実施。胸のすくようなコーナリングが楽しめる。もうA/Tモードで十分と思える制御だ。クリープもするし渋滞路のようにジリジリ進む状況でもストレスなし。加速性能も変速スピードもM/Tの優位性など1mmもない。M/Tに勝ち目があるとすれば、それは価格の安さという1点だけだ。
(文=櫻井健一(レンシュポルト)/写真:ポルシェ・ジャパン)
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